「内々示が出てから、引っ越しまで約一か月」我が夫の勤務先では、大体そんなスケジュールです。9月1日はいつもどおりの日常だったのに、一か月後の10月1日には別の土地で新生活がスタートしているのですから、転勤族とは不思議なものだなぁ……とつくづく思います。
今回は、そんな転勤族の引っ越しスケジュールと、妻の困りごとについて書いてみようと思います。
転勤族の引っ越しスケジュールと「やること」
私の夫の会社を基準に考えると、10月1日を着任日とすると、9月第一週に内々示が出て第二週に内示、第三週に物件探し、第四週か第五週で引っ越し…というのが大まかな流れです。
一か月で何もかも整えて引っ越し、というのはなかなか大変なこと。もちろんスケジュールは会社によって違いますが、私の周辺の転勤族家庭ではだいたい、転勤が決まってから引っ越すまでは似たようなスケジュールのところが多いです。
その短い期間でやらないといけないことは意外なほど多く、一瞬記憶が飛ぶ日すらありました(笑)
ざくっと挙げてみますが、
・住む場所(エリア)のリサーチ
・物件探し
・不動産屋とのやりとり
・挨拶まわり
・断捨離、粗大ごみの整理
・荷造り
・引っ越し業者とのやりとり
・子供がいる場合は、転校などの手続き
・住所変更などの手続き
・引っ越し先のガス、電気、インターネットなどの手続き
もっと細かく上げていくとまだまだあります。
その他、その土地の友人に送別会を開いてもらったり、行きたかったお店には行っておいたり……なんて考えると、辞令から引っ越しまでの間は本当に時間が足りません。我が家の場合は子供がいるので、子供の気持ちのフォローだって必要ですし、お友達との思い出作りだって、大事にしてあげたいと思っています。
転勤族の引っ越しは、妻一人でとても忙しい。
これって「転勤族あるある」だと思うのですが、引っ越し準備で忙しい期間、夫のマンパワーは期待できないことが多いんです。夫は夫で、送別会・引継ぎ、着任の挨拶・歓迎会などで現在地と新しい赴任先を行ったり来たり。
辞令が出てからの一か月は、夜な夜な小競り合いが勃発。もはや引っ越しの風物詩です。
さらには、子供がいる場合、子供の「気持ちの面のフォロー」に関しても、妻が主に担当。転勤族の引っ越しで妻にかかる負担が大きいのは、そんなところが理由かと思います。
どうやって乗り切るのか。
そんな、何かと慌ただしくなる辞令からの一か月。やることはたくさんあるので、頼れる人がいる場合は頼った方がいいですし、我が家も一時保育や延長保育、友人の力を借りて乗り気ってきました。
メンタル的な部分では、引っ越しに伴う手続きや準備アレコレは、もう「非常事態」と割り切って心頭滅却して乗り切ることが吉だなあ、というのが、私が学んだことです(何も対処法がなくてすみません)。
忙しくて寂しさを噛みしめる暇もない……ということに、実は助けられてもいるのですけどね。