【定住と単身赴任を考える】2017年秋・結論は「5年生になったら決める」

転勤族だと誰もが気になる「いつから定住するか、単身赴任するか」。

30代半ばになり、地元に残っている友人たちは住宅購入済の家庭が増えてきました。そして、同じ会社の転勤族家庭でも住宅を購入するご家庭がちらほらと。そんなわけで夫がマイホームを意識しだした2017年秋。現時点での我が家の判断、そして仮の結論について、ちょっとだけお話しします。

我が家の基本情報

  • 小学一年生と3歳の未就園児、二人の子供
  • 夫・妻ともに30代半ば
  • 夫実家は福岡、妻実家は兵庫
  • 妻は在宅フリーランス(極論いえばどこでも働ける)
  • 現在は横浜在住2年。今後も転勤生活は続く

持ち家志向は、夫は高め、妻は低め。私自身は、正直いってずっと賃貸で定年後に一括で住宅購入したって構わないと思っていました。が、夫はそうではなく、「マイホーム持って一人前、しっかり拠点を持つことで人間、頑張れる」みたいなちょっと昭和的な価値観です。

事の発端は、夫が横浜を気に入ったこと

「いつかは家買いたい」そんな夫の考えを聞く機会は多かったものの、これからもまだまだ転勤があることは分かり切ったことなので、伸ばし伸ばしにしていました。

でも夫、横浜が気に入ったから家を持つならここがいいと。理由は、関東は進学先もあるから拠点にするには便利、自分の姉が住んでいること、など。さらに、やっぱり同じ会社の方々は、関東にマイホームを構えるお宅が多いんですよね。

あと気になっていたのは、子供のタイミング。我が家は子供に約束していることがあって、それは「中学になったら転校はしないこと」。一年生になり、「転校がいやだ」ということも増えてきました。

そんな子供のタイミングもあり、あと5,6年の間にはとりあえずの定住先を決める必要がある…と実感するに至りました。

我が家がマイホームに求めることを挙げてみた

  • いつかは親のことも気がかり。近くに住むことはできなくとも、帰省しやすいこと
  • これからも転勤はある。だから、夫がどこに転勤になっても帰ってきやすい立地
  • 子供たちの進学先の選択肢があること。
  • できれば土地勘があり、昔からの知り合いもいる土地がいい。

夫がどこに転勤になるか、そして子供たちがどんな進学をするのかは正直未知の世界。なので、結局は「家族みんなの将来が流動的な中で、拠点とするにはどこが便利なのか」という話になりました。

子供たちは4学年差。上の子が大学生になるとき、ストレートでいけば下はまだ中学生。…正直、進学先は家から通える場所に選択肢があるほうがいい(でなければ、夫が単身赴任だったら4人家族で家3つって事態にもなりかねないので)。

また、夫が単身赴任になった場合に、残るのは妻。薄い知り合いしかいない土地で一人で育児するのは辛いので、私自身が土地勘のある場所か、昔なじみのいる土地がいいというのは強く思うところでした。

仮の結論~それらを整理した結果

いろいろ整理はしてみたけれど、結局、家を「いざ買う」ときにどこに住んでいるかも大事だよね、という話になりました。たとえばそのとき千葉に住んでいたら、あえて横浜に買う必要はないし、たとえば石川県であれば、あえて首都圏に買う必要はなくそれなら私の実家近くでもいいよね、など。

なので、

  • 上の子が5年生のときに住んでいる場所をもとに決めて、6年生までには引っ越す
  • 候補地1は首都圏。進学先の選択肢があって利便性もよく拠点としては無難だから
  • 候補地2は兵庫県。妻の出身地であり、福岡にも首都圏ほど遠くなく、進学先もあるから。
  • 候補地1か2のどちらにするかは、そのとき住んでいる場所によって決める

こんな仮決めとなりました。結局、「首都圏か関西の中心地ならつぶしがきくよね」的な結論です。。ただ、購入するにしても終の棲家とは考えず、なんなら「売れる」ようなそれほど広くなく利便性の高いおうちがいいかなと考えています。

同時に、だいたいこのあたりの地区で物件価格これくらい、今うちの貯蓄これくらいだけど買うときにはこれくらい欲しいよね、みたいにざっくり仮決めだけしておいて、2017年秋の家族会議おしまい。

「定住タイミングと時期」仮決めによる心の効用

転勤族暮らしの大変なところって、とにかく見通しが立たないこと。全国を転々とするのは実はそれほど大変じゃなくて(私の場合)いつ、どこに行くかが分からない、という状況が宙ぶらりんで計画しづらく、そこが大変だなぁと思っています。

今回、仮決めしてみて思ったのは、リミットをあと5年後と設定し、選択肢を絞ることでずいぶんと気持ちは定まるということ。あまり考えても仕方ないから、これくらいの金額を貯めよう、と割り切った気持ちになることができました。

こういうの考えるたびに思うのは、選択がないというのはなんと安らかなんだろう、ということ。決して馬鹿にしてるわけではなく…。どこに住もうとか考えることもなく、地元近くで結婚して子供できて、時々旅行に行ってっていう生活だったらどんな日々だったんだろう。。。

そんなもうひとつの人生を考えてしまった、2017年秋の家族(夫婦)会議でした。

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