転勤妻の仕事は在宅や起業がオススメ!は本当なのか?

転勤族の妻の働き方、を考えるのはもはや私のライフワークでもあるのですが(自分の未来と生活かかってますし)、そのトピックに対するアンサーで時折見かけるのが「転勤族の妻には在宅や起業がおすすめ」という内容。

確かに在宅勤務や起業って、ひとつの答えであるとは思います。でも果たして、本当におすすめの答えなのか?在宅ワーカー歴が7年目にさしかかったところで、リアルに思うところを書いてみようと思います。

転勤族妻が「外で働きにくい」のは本当

地元から離れ、そして数年間に一度、引っ越しがある転勤族の妻。子供の預け先がない、いざというときに頼れる人がまわりにいない、仕事を始めても定期的に辞めて転職する必要がある…そんなところが、転勤族妻が「仕事をしにくい」理由としてよく言われること。

「在宅や起業がいい」と謳う記事を読むと、「時間に融通がきく」「子供の予定に合わせられる」「引っ越しがあっても続けられる」どうやらこのあたりが、おすすめの理由。実際に在宅ワーカーとして働いている実感から考えると、これらはメリットとしては順当です。育児しながら転勤生活を経てノーストレスで仕事を続けられているのは、ひとえに「自己裁量」の大きさによる部分が大きいと思うからです。

かといって、在宅、まして「起業」が簡単かといえば「?」

ただ、微妙に「意義あり」と思う部分もあって、それは、在宅や起業することで得られる報酬って、そんなにトントン拍子で良くなるわけではないんですね。あいている時間でお小遣い程度ならば難しくはないですが、仮に「月5万円」と設定したとき、

たとえばクラウドソーシングにチャレンジしたとして、初心者で一文字約0.5円で月5万円と考えると、10万字。2000字の記事なら50記事。一文字1円としても25記事。

たとえば自宅やワークスペースで何かの教室をするとして、(題材によるでしょうけども)経費ひいて一人あたりの利益が2000円として、月に25人??単発では可能だとしても継続的に、と考えるとなかなかの難度なんではないでしょうか。

そんなわけで、難易度でいえば、月に5回ほど単発バイトにでも出るとか、「自分の経験ある職種でパート勤務する」とかのほうが最適解では?と思うわけです。在宅も起業もそれなりに軌道に乗るまでは時間が必要ですが、外で働くなら芽が出るまで粘る必要もなく、すぐにお金になるという点では、やりくりして外で働くのが効率的なんでは、と。

「パートのほうがいい!」それもちょっと違う

では、在宅や起業が果たして良くないのか?といえば、そうでもない・可能ならば最高、というのが私の意見です(スミマセン行ったりきたりで)。実際、時間の融通ききやすいですしね。

ただ個人的な実感としては、在宅や起業である程度やっていけている人って、向き不向きがあって「限られる」と思います(「ある程度やっていけている人」っていうのも捉え方に個人差あると思いますが、個人的には月収10万以上程度と考えています。短時間パートよりはいいよね、くらいの額)。

やはり才能があるか、しっかり時間をかけて粘り強く取り組んだ人のような…

で、才能はだいたいの人がないと仮定すると(笑)最初は無駄仕事もたくさんして重宝されるようになってから単価が少しずつ上がっていくとか、とにかく時間をかけてたくさん仕事をするとかの選択になってきて、なんにせよ時間はかかるので。「時給換算しないくらい好きな事がある人」とか「時間かけて粘り強くできる人」向けの選択だなぁと思います。

リアルな実感としては、考える順番が大事

つまりは、向き不向きが大きく、安定した収入になるまで時間がかかる。そう考えたときに「転勤族妻に在宅や起業がおすすめ」ってライトにすすめられるか?というと、ちょっと考える順番が違うのかな、と思うんですね。下手すると何十万かけて自宅サロン開いても全然仕事レベルにはならなかった、って人も実際いますし。

あくまで「仕事がしたい」を出発点とするなら、順番としては、家庭と両立しながら外で働ける道をまず考えて、それでは難しい場合に、別の可能性としてはじめて在宅や起業を考える方が、今(2018年)は効率的な気がします。

※今(2018年)と但し書きをつけた理由は、今リモート勤務の流れも急速に高まっているように感じるからです。在宅勤務の選択肢が増えていくと、またちょっと状況は変わってくるかもと思ってます

でも、結局は個人によって選択は異なる

と、いうのが個人的な考えなのですが、でも実際私が選んだのは在宅という働き方。

行きつくまでには夫婦の意見交換も当然あり、判断した根拠としては

  • 私の前職が、在宅ライターをするうえで活かせそうな仕事であったこと
  • 夫が協力的なので、仮に業務でキャパオーバーしても多少のサポートは期待できること
  • 家のローンがあるわけでもなく、夫の収入だけで贅沢しなければ暮らしていけるので、3年くらいで軌道にのれば十分OKであること
  • 書くことなら、時給換算しないくらい好き

これが例えば、「子供と一緒にいる」ことのプライオリティを高くするなら、在宅で目標額を少し低く7~8万円くらいに設定して働くか、家から近いところでパート勤務をしてるかなぁと思います。自宅サロンなんかは、センスもないしできる技能もないのでありえない(笑)

そんな感じで条件、スキル、求める報酬など多角的に見なければ、その人に合った働き方は分からない。耳ざわりの良い言葉もいっぱいありますが、それが自分に当てはまるのかをちゃんと考えた上で、まずは動いてみる。そんなやり方が良いかな、と思います。

関連記事

転勤族の妻、7つの「働き方」。在宅ワーク?派遣?それとも、短期?

【インタビュー】パート求人ライターが語る、転勤族の妻・主婦の再就職

【インタビュー】転勤族妻と仕事――正社員・契約社員で働くのは難しい?前編

【インタビュー】転勤族妻と仕事――正社員・契約社員で働くのは難しい?後編