転勤族の子供は地元がない?それって本当なのか、何が問題か

転勤族の夫との結婚から10年近く経ち、妻である私個人としては転勤族暮らしもずいぶん慣れました。でも、年を追うごとに考える機会が多いのは、転勤族暮らしが子供に与える影響。習い事、友人関係、学校で積み重ねてきた評価…子供自身がつくってきたものに転勤・引っ越しが与える影響は決して少なくはありません。

「地元がない子」。転勤族として暮らすと、我が子がそうなるのではないか…と考えたことのある方は多いのではないでしょうか?

でも実際には、どうなのか。転勤族として暮らすと地元はなくなるのでしょうか。そして、仮にそうだとしたら、何が問題か。考えてみたいと思います。

地元って、幼い頃からの友人って、何がいいところなのか

転勤族で子育てしていると、おのずと子供への影響って考えるものですが、そもそも地元ってなんなのでしょう(笑)ふと、それって必須なのか?と思ってしまうこともある私です。

ただ、よくよく自分の経験や友人の話を思い返すと、個人差はあれども地元って大きな存在なのかな、とは思います。自分が小さい頃住んでいた場所にいくと胸がぎゅっとなりますし、地元の友人はもう何十年の仲なので気の置けない存在ですし、毎年行った小さなお祭り、商店街で初めて行ったお店、お気に入りだったパン屋さん…そういうひとつひとつの記憶を持っているというのは、大切なことのように感じます。

我が家には小学生の娘がいますが、彼女と話していると、「赤ちゃん時代からの家族ぐるみのおつきあい」みたいな関係には憧れがあるようです。「ママ同士も仲良くて、よくお泊まり会するんだって」とか、「運動会は、●●ちゃんと●●ちゃんは一緒に食べると思うよ」なんて話しているところを見ると、なかなかうちにはできないことだなぁ…なんて思います。←娘は、2歳の頃と幼稚園年中の終わり頃に2回、引っ越しています。

そういう姿を見ると、ずっと同じ場所で住むことでできる人間関係や思い出もあるよね…っていう気持ちにはなります。

でもよくよく考えてみたら、地元って必要?

でも、よくよく考えてみたら、本当に地元って必要かな?とか思うんですよね。

だって、私自身、地元の友人で続いているのは、高校時代の友人。小学校から知っている子もいますが、仲良くなったのは高校時代。そして地元といえなくもない、大学時代の友人はすでにそれぞれ地元にいなくて、会うときは別の場所。

そう考えると、小学校時代からずっと仲良しって友人はいないですし、昔からずっとひいきにしてるお店なんかも、特にない。成人式出る場所については全く悩みませんでしたが、逆にいえば地元が必須だったシーンとはそれくらいじゃないか?とも思うのですよね。

私も4年生で引っ越しましたが、それによって何か困った記憶も、あまりなかったりします。

そんなことをふまえて、転勤族の我が家が考えること

  • 小学校時代までは、親が少しだけ努力する
  • 気持ちがあれば縁はつながることを伝える
  • 中学入学以降は、引っ越さない

このあたりが「地元がない」「おさななじみいない」「根無しの暮らし」のなかで子供を育てていくにあたって、我が家が考えていること(決めてること?)です。

転々としていく暮らしだからこそ、毎年会えるイトコ同士の集いはスケジュール合わせたり、家族ぐるみでのおつきあいになった縁あるファミリーは、ちょっと無理してでも会う。

時間は有限でも住んだ場所に思い出を持ってほしいから、なるべく地域に根ざした暮らしをする。

別に転勤族ではなくても大事にする部分ではあると思いますが、私たちは「子供だけでは長い関係をつくっていくことが難しい」転勤族であるからこそ、少し多めに意識するようにしています(超具体的に言うと、帰省費用や遠方に引っ越しした友人と集まる費用はわりと割合的に多い、とか。と、もともとマメじゃないけど連絡もそれなりにとってると思う)

子供が自分の世界をつくっていく中学生以降は、定住することに決めています。小学生のうちは家族でいろんな経験をして、それと同時に、やる気があれば縁はつながることを親自身が行動で伝える。そんな風でいいかなと。

転勤族と地元問題

ずらずらと書きましたが、以上が、私たちが子育てしながら考えていることです。

「自分は地元好きだけど、子供は地元ないのか」って、なんとなーく後ろめたく思ってしまう転勤族さん、いると思います。地元なんて別に…って方はいいですが、私たち夫婦はそれぞれ地元に友人が多いので、そう思っていました。

ただ実際にちゃんと分解して考えてみると、これはこんな風にしよう、これはしょうがないね、じゃあこれを大事にしよう。みたいな風に割り切って考えられて建設的でした。

我が家だと、

幼なじみはいなくても毎年会うイトコや全国に散らばる家族ぐるみ仲良しファミリーとはしっかり定期的に会おう!

親子それぞれお手紙書いたり、ふとしたときに連絡取り合ったりもちょっとマメにしよう!

住んだ地域ではしっかり地域と関わって、「地元」を全国にいっぱいつくろう。

成人式の場所は、もしかしたら迷うかもしれない。そこはごめん。

大きくなってから、友達のいる場所とそのとき実家がある場所は違うかもしれない。そこはごめん。

そんな感じで考えています。分解して考えてみると結局定住していても不確かなことって多いですし、人間関係は縁と相性があるものですし、努力したいこと、諦めることがそれぞれ見えてきたら気は楽になるんじゃないかな、と思います。

闇雲に怖がるんじゃなく、何が問題で、譲れないのはなにか、考えて方針を決める・・・そんな風でありたいなと。

と、お盆休み、家族ぐるみで仲良しのファミリーと会ったり兄ファミリーとお泊りしたりしながら考えたことでした。

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